ACアダプタの選び方

市場には多くのACアダプタが流通していますが、見た目が似ていてもどれでも良いというわけではありません。定格電圧や電流が間違ったアダプタを使用すると、火災や機器の破損の原因となってしまいます。 またプラグの形状が異なれば、そもそも使用することができないでしょう。こちらでは、ACアダプタの選び方について解説していきます。

1.機器の電圧・電流を調べる
電気機器には、適した電圧・電流のアダプタを接続する必要があります。まずはアダプタに接続したい機器の電圧と電流を確認しましょう。入力端子の近くなどに「○V/○A」という風に記載されていることが多いようです。

この時気を付けたいのが、電圧(V)はぴったり同じ数字のアダプタを、電流(A)は同じかそれ以上の数字のアダプタを使用する必要があるということ。電圧の場合は高ければ機器が故障し、低ければ動作しません。 9Vなら9V、12Vなら12Vのアダプタを使用しましょう。電流の場合はぴったり同じでなくても構いませんが、電流が足りないとアダプタの破損や炎上に繋がります。少し余裕を持たせて、500mAなら1Aなど数字が大きめのアダプタを選ぶと良いでしょう。

2.プラグの形状の確認
実はACアダプタのコネクタや機器の差込口は統一されておらず、プラグ側がピンのものやジャック側がピンのものなど様々な規格があります。機器の型番だけではコネクタの形状はわからないので、購入後に「刺さらない」ということのないように事前にサイズや形状を確認しておきましょう。


ピン ピン径 内径 外径 電圧範囲
EIAJ電圧区分1(EIAJ#1) ジャック Φ0.65mm Φ0.7mm Φ2.35mm ~3.15V
EIAJ電圧区分2(EIAJ#2) ジャック Φ1.65mm Φ1.7mm Φ4.0mm 3.15~6.3V
EIAJ電圧区分3(EIAJ#3) ジャック Φ1.65mm Φ1.7mm Φ4.75mm 6.3~10.5V
EIAJ電圧区分4(EIAJ#4) ジャック Φ1.05mm Φ3.3mm Φ5.5mm 10.5~13.5V
EIAJ電圧区分5(EIAJ#5) プラグ Φ1.45mm Φ4.3mm Φ6.5mm 13.5~18.0V
Φ2.1 DCプラグ・ジャック プラグ Φ2mm Φ2.1mm Φ5.5mm
Φ2.5 DCプラグ・ジャック プラグ Φ2.35mm Φ2.5mm Φ5.5mm
Φ1.1 DCプラグ・ジャック プラグ Φ1.0mm Φ1.1mm Φ3.0mm
Φ1.4 DCプラグ・ジャック プラグ Φ1.3mm Φ1.4mm Φ3.4mm 2V
Φ1.4 DCプラグ・ジャック プラグ Φ1.3mm Φ1.4mm Φ3.8mm
Φ3.1 DCプラグ・ジャック プラグ Φ2.95mm Φ3.1mm Φ6.9mm

機器によって、電源をプラスで送れば良いのかマイナスで送れば良いのかが異なります。これを間違えると機器の破損に繋がるので、必ず確認しましょう。差込口の近くにマークがついています。真ん中の黒い丸が「+」に繋がっていればセンタープラス、「-」に繋がっていればセンターマイナスということです。 ACアダプタの丸いコネクタは、プラグの向き(外側か内側か)でプラスとマイナスになります。間違えないように差し込みましょう。

<まとめ>
「ACアダプタはどれでも同じ」と思われがちですが、適正なアダプタを使用しないと思わぬトラブルが起こる可能性があります。まずは接続したい機器についてよく確認し、電圧・電流やプラグの形状が適正なACアダプタを選ぶようにしましょう。

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